EU=
ヨーロッパ連合の
医薬品規制当局は、アストラゼネカ
などが
開発したワクチンについて
一部の
国が
予防的な
措置として
接種の
見合わせを
決めたことを
受けて、
調査を
進めていると
発表しました。
接種後に
血栓が
確認されたということですが、
規制当局は
今のところワクチンの
接種が
これらの
症状を
引き起こしたことを
示す情報はないとしています。EUの
医薬品規制当局は11
日、EUと
その周辺の
国で、アストラゼネカ
などが
開発したワクチンを
接種したあとに
血栓が
確認されたという
報告が
複数あったとして、
調査を
進めていることを
明らかにしました。
デンマークは11日、予防的な措置として2週間接種を見合わせると発表しました。ノルウェーやアイスランドもこれを受けて接種を見合わせるとしています。
EUの医薬品規制当局は、接種後の血栓症のような事例の報告数は特段多いわけではないとしたうえで「今のところワクチンの接種がこれらの症状を引き起こしたことを示す情報はない。現時点では、接種して得られる利益のほうがリスクを上回る」としています。
このワクチンをめぐって、フランスは保健相が引き続き接種を進める方針を示したほか、これまでに1100万人以上がこのワクチンを接種しているイギリスも、これまでに報告された血栓の事例は自然に起こりうる数を上回るものではなく、接種を続けるとしています。