おととし、
静岡県三島市で
乗用車で
赤信号を
無視して
原付きバイクの
男性をはねて
死亡させた
罪に
問われた
元会社員に、
静岡地方裁判所沼津支部は
執行猶予の
付いた
有罪判決を
言い渡しました。
事故をめぐっては、
遺族がSNSを
活用する
などして
当時の
状況を
独自に
調べ警察に
伝えるなどしていました。
おととし1
月、
静岡県三島市の
交差点で
乗用車と
原付きバイクが
衝突してバイクを
運転していた
会社員の
仲澤勝美さん(50)が
死亡した
事故では、
乗用車を
運転していた
沼津市の
元会社員、
渡邉さつき
被告(48)が
赤信号を
無視して
事故を
起こした
などとして
過失運転致死の
罪に
問われました。
渡邉被告は初公判で「青信号を確認していた」などと起訴された内容を否認し、その後、信号の管制システムと被告の車のカーナビの記録を分析した結果が示されると赤信号だったことを認めたものの「青信号だと見間違えた」と説明していました。
判決で静岡地方裁判所沼津支部の菱田泰信裁判長は「事故当時は赤信号で被告は最も基本的な注意義務を怠った。真摯(しんし)な反省がなされているとは到底言えないが、二度と運転しないと誓っている」などとして禁錮3年、執行猶予5年を言い渡しました。
事故をめぐっては、発生当時、警察が被告の話をもとに「仲澤さんの無理な右折で事故が起きた」と説明した内容に疑問があるとして遺族がSNSを活用するなどして当時の状況を独自に調べ警察に伝えたほか、1万人余りの署名を集めて検察に提出していました。