日産自動車の
元会長、カルロス・ゴーン
容疑者の
中東レバノンへの
逃亡を
手助けしたとして
東京地検特捜部は22
日、アメリカ軍特殊部隊の
元隊員ら2
人を
犯人隠避の
罪で
起訴しました。
関係者によりますと2人は起訴された内容を認め、ゴーン元会長の妻から逃亡の支援を依頼されたなどと説明しているということです。起訴されたのはアメリカ軍の特殊部隊「グリーンベレー」の元隊員マイケル・テイラー被告(60)と、息子のピーター・テイラー被告(28)です。
東京地検特捜部によりますと、2人はおととし12月、特別背任などの罪で逮捕・起訴され、保釈中だった日産のゴーン元会長を大型のケースの中に隠してプライベートジェットに乗せ、レバノンへの逃亡を手助けしたとして犯人隠避の罪に問われています。
2人は去年5月、アメリカ東部のマサチューセッツ州で身柄を拘束され、今月2日、容疑者の身柄引き渡し条約に基づいて日本に移送されました。
関係者によりますと、2人は起訴された内容を認め、偽証の疑いで逮捕状が出ているゴーン元会長の妻のキャロル容疑者から逃亡の支援を依頼されたなどと説明しているということです。