新型コロナウイルスのワクチンについて、1
回目より2
回目の
接種後のほうが
けん怠感や
頭痛などの
症状が
多く
見られたことが、
国の
研究班の
調査で
分かりました。
厚生労働省の
研究班は、ファイザーのワクチンの
接種を
受けた
医療従事者のうち、1
回目の
接種を
受けたおよそ1
万9000
人と、2
回目を
受けたおよそ3900
人について、
接種後の
症状をまとめました。
それによりますと、大半の症状は2回目の接種後のほうが多く見られ「けん怠感」が確認された人は、1回目の接種後が23%だったのに対し、2回目では67%でした。
また「頭痛」は1回目の接種後に確認された人が21%だったのに対し、2回目は49%、37度5分以上の「発熱」が見られた人は、1回目の接種後が3%で2回目は36%だったということです。
発症の時期は、1回目・2回目ともに接種の翌日が最も多くなりました。
研究班の代表者で、順天堂大学医学部の伊藤澄信 客員教授は「2回目の接種後のほうが症状が多い理由は分かっていない」としたうえで、「接種から3日後には症状が治まっていることが多いが、特に2回目の接種のあとは翌日の仕事を休むことも検討してほしい」としています。