菅総理大臣は、
今月末からの
大型連休にあわせて、インドとフィリピンを
訪問する
方向で
調整に
入りました。
新型コロナウイルスの
感染状況を
慎重に
見極めながら、
訪問が
可能か
どうか
最終的に
判断する
見通しです。
中国が軍事的、経済的に台頭する中、菅総理大臣は、アメリカ、オーストラリア、インドなど価値観を共有する国々との連携を強化していて、来週にはアメリカを訪れ、バイデン大統領との日米首脳会談に臨むことにしています。
これに続き、菅総理大臣は、今月末から5月にかけての大型連休にあわせて、インドとフィリピンを訪問する方向で調整に入りました。
インドは、伝統的に特定の国との関係に偏らない外交方針をとってきましたが、中国との国境をめぐる係争地帯で緊張関係が続く中、日本やアメリカとの関係を深めていて、フィリピンも、南シナ海の領有権をめぐり、中国に反発する姿勢を見せています。
菅総理大臣としては、対面では初めてのインドとフィリピンとの首脳会談を通じて「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた結束をさらに強化していきたい考えで、新型コロナウイルスの感染状況を慎重に見極めながら、訪問が可能かどうか最終的に判断する見通しです。