競泳きょうえい 池いけ江こう璃花子はなこ 女子じょし100m自由形じゆうがたで優勝ゆうしょう 400mリレーで内定ないてい

▽男子だんし200メートル個人こじんメドレー決勝けっしょうは、おととしの世界せかい選手権せんしゅけんで優勝ゆうしょうしすでにこの種目しゅもくで代表だいひょうに内定ないていしている瀬戸せと大だい也選手せんしゅが競り合せりあいを制せいし、1分ふん57秒びょう41で優勝ゆうしょうしました。

2位いには1分ふん57秒びょう43で萩野はぎの公こう介かい選手せんしゅが入はいり、この種目しゅもくの東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうに内定ないていしました。萩野はぎの選手せんしゅはすでに男子だんし800メートルリレーの代表だいひょうに内定ないていしていますが、個人こじん種目しゅもくとしては初はじめての内定ないていです。

▽男子だんし200メートル背泳せおよぎは入江いりえ陵りょう介かい選手せんしゅが1分ふん55秒びょう52で優勝ゆうしょう、砂すな間かん敬けい太ふとし選手せんしゅが1分ふん56秒びょう22で2位いとなり、ともにこの種目しゅもくの東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうに内定ないていしました。

▽女子じょし200メートル平泳ひらおよぎは渡部わたなべ香かおり生子おぶす選手せんしゅが2分ふん23秒びょう04で優勝ゆうしょうし、この種目しゅもくの代表だいひょうに内定ないていしました。

池いけ江こう選手せんしゅは今こん大会たいかい、6レース目めで疲労ひろうを感かんじていたこともあり、「納得なっとくできる泳およぎではなかった」と前半ぜんはんは、横並よこならびでレースを進すすめ、2番手ばんてで折り返おりかえしました。

それでも「後半こうはんの伸のびを意識いしきしていた。しっかりできた」と残のこり25メートルを切きってから一気いっきに抜け出ぬけだしました。

池いけ江こう選手せんしゅはメドレーリレーに続つづいて400メートルリレーでも代表だいひょうに内定ないていし「大会たいかい前まえはこういう結果けっかを狙ねらっていなかったので、結果けっかがついてきてよかった。リレーメンバーの4人にんそろって　派遣はけん標準ひょうじゅん記録きろくを切きれたので改あらためてオリンピックが決きまったと感かんじる」と喜よろこびを口くちにしました。

完全かんぜんには体力たいりょくが戻もどりきっていないなかで、3年ねんぶりの優勝ゆうしょうを果はたした女子じょし100メートルバタフライ決勝けっしょうの翌日よくじつは「経験けいけんしたことのない体からだの重おもさを感かんじた。今いままでで1番ばんダメージがあった」といいます。

以前いぜんは「ちゃんと行いっていなかった」というウォーミングアップやクールダウンを丁寧ていねいに取り組とりくんで回復かいふくに努つとめましたが、決勝けっしょうを終おえたあとは「まだまだ体力たいりょく的てきにきつい感かんじはある。これから体力たいりょくをしっかりつけていきたい」と冷静れいせいに課題かだいと向き合むきあっていました。

2017年ねんは記録きろくを伸のばせずに日本にっぽん代表だいひょうから外はずれましたが、ウエイトトレーニングを本格ほんかく的てきに始はじめるなど、課題かだいとしていた上半身じょうはんしんの強化きょうかに積極せっきょく的てきに取り組とりくんだことで泳およぎに力強ちからづよさが加くわわり、おととしの世界せかい選手権せんしゅけんでは100メートル背泳せおよぎで6位いに入はいりました。

決勝けっしょうのあと酒井さかい選手せんしゅは「とにかくこの100メートル自由形じゆうがたにかけていたのでほっとしている。ラスト10メートルはきつかったですが、代表だいひょうをとりたい気持きもちが強つよかったので頑張がんばれました」と話はなしていました。

高校こうこう2年生ねんせいで国内こくない大会たいかいを制せいし将来しょうらいを期待きたいされていましたが、リオデジャネイロオリンピック出場しゅつじょうを逃のがしたのを機きに、大学だいがく4年間ねんかんでいちから体からだ作づくりや泳およぎを見直みなおしました。

2019年ねんには初はじめての世界せかい選手権せんしゅけんで200メートル個人こじんメドレーの5位い入賞にゅうしょう。去年きょねん12月つきの日本にっぽん選手権せんしゅけんでは100メートル自由形じゆうがたで同着どうちゃくの優勝ゆうしょうを果はたしました。

去年きょねんの春はるに航空こうくう会社かいしゃに入社にゅうしゃし東京とうきょうオリンピックが終おわれば競技きょうぎの第一線だいいっせんを退しりぞく考かんがえで、今回こんかいの日本にっぽん選手権せんしゅけんに向むけては初はじめての代表だいひょう内定ないていと200メートル個人こじんメドレーの日本にっぽん新しん記録きろくを狙ねらって自由じゆう形がたのフォーム改良かいりょうや、苦手にがてとする平泳ひらおよぎとターンの強化きょうかに取り組とりくんできました。

決勝けっしょうのレースのあと「自分じぶんには自由じゆう形がたしかないと思おもって全力ぜんりょくで泳およぎました。今いままでの感謝かんしゃを皆みなさんにお伝おつたえできるように、そして53秒びょう台だいを絶対ぜったい出だせるように、夏なつまで頑張がんばっていきたいと思おもいます」と話はなしていました。

代表だいひょう選考せんこう会かいの重圧じゅうあつは「4度目どめでも慣なれない」と話はなしていましたが、100メートルですでに代表だいひょう内定ないていを決きめ、決勝けっしょうは「全まったくプレッシャーはない」とリラックスして臨のぞみました。

そのことばどおり序盤じょばんからトップに立たつと、後半こうはんに入はいってさらに後続こうぞくを引き離ひきはなし、目標もくひょうとした「1分ふん55秒びょう台だい」で派遣はけん標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱし危あぶなげなく代表だいひょう内定ないていを決きめました。

タイムは入江いりえ選手せんしゅが1分ふん55秒びょう52で優勝ゆうしょう、砂すな間かん敬けい太ふとし選手せんしゅが1分ふん56秒びょう22で2位いとなり、ともに日本にっぽん水泳すいえい連盟れんめいが定さだめる派遣はけん標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱしてこの種目しゅもくの東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうに内定ないていしました。

入江いりえ選手せんしゅは「とにかく自分じぶんのレースに集中しゅうちゅうしていた。目標もくひょうとしていたタイムよりは少すこし遅おそいが、無事ぶじに内定ないていを得えられてうれしく思おもう。世界中せかいじゅうの人ひとが注目ちゅうもくするオリンピックで最高さいこうの泳およぎをして、感謝かんしゃの気持きもちを泳およぎで伝つたえられるように頑張がんばりたい」と話はなしていました。

中なかでも200メートル背泳せおよぎでは2018年ねんのジャカルタアジア大会たいかいで銅メダルどうめだるを獲得かくとく、おととしの世界せかい選手権せんしゅけんにも出場しゅつじょうしました。高たかい技術ぎじゅつを武器ぶきに背泳せおよぎで日本にっぽんのトップを走はしり続つづける入江いりえ選手せんしゅに迫せまるため、身長しんちょう1メートル80センチ、体重たいじゅう80キロの体からだを鍛え上きたえあげ徐々じょじょにその差さを縮ちぢめています。

2020年度ねんどは200メートル背泳せおよぎと200メートル個人こじんメドレーでそれぞれ入江いりえ選手せんしゅと萩野はぎの公こう介かい選手せんしゅに次つぐベストタイムをマークしてました。

決勝けっしょうのレースのあと砂すな間かん選手せんしゅは「代表だいひょうをとれてすごいうれしい。準決勝じゅんけっしょうでは思おもうような泳およぎはできなかったが、決勝けっしょうは5年間ねんかんの思おもいをぶつけたレースになった。このタイムでは世界せかいと戦たたかえないので、もっと練習れんしゅうして入江いりえ選手せんしゅと2人にんで表彰ひょうしょう台だいにあがれるように頑張がんばりたい」と話はなしていました。

しかし、決勝けっしょうでは派遣はけん標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱしたものの3位いに終おわり、2大会たいかい連続れんぞくのオリピック出場しゅつじょうを逃のがしました。

坂井さかい聖人まさと選手せんしゅは福岡ふくおか県けん出身しゅっしんの25歳さい。バタフライが専門せんもんでオリンピック初はつ出場しゅつじょうとなったリオデジャネイロ大会たいかいは200メートルバタフライ決勝けっしょうで後半こうはんに猛烈もうれつな追い上おいあげを見みせ、アメリカのマイケル・フェルプス選手せんしゅにわずかな差さまで迫せまって銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしました。

2018年ねんからは肩かたのけがの影響えいきょうで日本にっぽん代表だいひょう入いりを逃のがしていて、痛いたむ右肩みぎかたを手術しゅじゅつしてからも左右さゆうのバランスが崩くずれた状態じょうたいが続つづき、フォームの修正しゅうせいに取り組とりくんできました。

坂井さかい選手せんしゅは今こん大会たいかいの200メートルバタフライで予選よせん敗退はいたいしたあと「なかなか気持きもちを切り替きりかえるのがきつかったが最後さいごまでやれることを全部ぜんぶやりきりたい」と話はなしたうえで、来年らいねん5月つきに地元じもとの福岡ふくおかで行おこなわれる世界せかい選手権せんしゅけんに向むけて「みんながオリンピックに行いっている間まに鍛きたえられるとプラスに考かんがえたい」と話はなしていました。

また、モチベーションの低下ていかやけがで調子ちょうしを落おとすなど苦くるしかった時期じきを思い浮おもいうかべながら「コーチや家族かぞくはつらいときに1番ばん近ちかくで支ささえてくれた」と涙なみだぐみました。

そして、「レースが近ちかづくにつれてふだん感かんじたことのない緊張きんちょう感かんを　味あじわっていたが、決きめるところで決きめられてよかった。次つぎのオリンピックは出でるだけではダメで、メダルをとれるチャンスだと思おもっているので、チャンスをものしたい」と気きを引き締ひきしめていました。

また、ラスト50メートルで先行せんこうする萩野はぎの選手せんしゅと競り合せりあい逆転ぎゃくてんして優勝ゆうしょうしたレース展開てんかいについては「後半こうはんの平泳ひらおよぎはいい感かんじでためて最後さいごの自由形じゆうがたで勝負しょうぶになると思おもっていた。公おおやけ介かいとは、きのう2人にんで『泥仕合どろじあいになるだろうね』と話はなしていた。勝かててよかった」と振り返ふりかえりました。

そのうえで、「このタイムでは世界せかいで戦たたかえないのでここからギアをあげたい。大会たいかいを終おえて自分じぶんの課題かだいが見みえたのですごくいい大会たいかいだった。　あと3か月かげつ半はん、集中しゅうちゅうしてトレーニングを積つめれば安心あんしんしてレースをもらえるようになる」と意気込いきごんでいました。

すでに男子だんし200メートル自由形じゆうがたなどで代表だいひょうに内定ないていしている松元まつもと克かつ央ひさし選手せんしゅも出場しゅつじょうし、51秒びょう92のタイムで全体ぜんたい3位いで決勝けっしょうに進すすんでいます。

▽準決勝じゅんけっしょうのもう1種目しゅもく、女子じょし200メートル背泳せおよぎは、小西こにし杏奈あんな選手せんしゅが2分ふん11秒びょう58をマークし全体ぜんたいトップで決勝けっしょうに進すすみました。