油やでんぷんが多く含まれ、心のなぐさめにしている人も多いフライドポテトです。しかしそうした揚げ物は心の健康に悪影響を及ぼす可能性があるという研究結果が、24日の米科学アカデミー紀要(PNAS)に発表されました。
中国・浙江大学の研究チームによると、揚げ物、特にフライドポテトを頻繁に食べる人は、揚げ物を食べない人に比べて不安のリスクが12%、うつのリスクは7%、それぞれ上昇することが分かりました。この傾向は、若い男性や年少者の方が顕著でした。
揚げ物は肥満や高血圧といった健康問題のリスク要因になることが分かっており、今回の研究では「心の健康のためにも揚げ物の消費を減らすことの重要性」が浮き彫りになったとしています。