中国東部の
江蘇省に
ある職業教育を
行う学校で16
日、
刃物を
持った
男に
襲われて8
人が
死亡、17
人がけがをしました。
中国では
公共の
場所での
殺傷事件などが
後を
絶たず、
当局は
社会に
動揺が
広がらないよう
神経をとがらせています。
現地の警察の発表によりますと、江蘇省無錫にある職業教育を行う学校で現地時間の16日午後6時半ごろ、刃物を持った男に襲われて、8人が死亡、17人がけがをする事件が起きました。
警察は21歳の容疑者の男をその場で拘束したということです。
警察の初期段階の捜査によりますと、男はこの学校に通っていましたが、試験で不合格となり卒業証書を得られなかったことや、実習での報酬に対する不満をはらそうと犯行に及んだとみられるということです。
上海にある日本総領事館によりますと、被害者の中に日本人はいないということです。
事件が起きた学校のホームページによりますと、この学校は陶磁器づくりを教える職業教育の施設として1933年に創設され、今では、デザインや経済など幅広い学科が開設されているということです。
中国では、今月11日にも南部の広東省珠海で暴走した車が大勢の人をはね、35人が死亡する事件が起きるなど、人が集まる公共の場所での殺傷事件などが後を絶たず、当局は社会の動揺が広がらないよう神経をとがらせています。