東京・明治神宮の鳥居に文字を彫ったとして、65歳の米国人旅行者が逮捕された。
スティーブ・リー・ヘイズ容疑者は13日、器物損壊の疑いで逮捕された。警視庁がCNNに明らかにした。
警察によると同容疑者は12日、明治神宮敷地内にある木造の鳥居の柱に「爪でアルファベットを刻んだ」という。
NHKの報道によれば刻まれたのは5文字で、容疑者の名字だったとみられている。
警察は監視カメラの映像から容疑者を特定し、捜査に乗り出していたという。
代々木公園の近くに鎮座する明治神宮は1920年の創建。明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする。第2次世界大戦中に破壊された後、50年代に再建された。
ヘイズ容疑者は家族と共に日本を訪れていた。逮捕容疑の器物損壊罪の法定刑は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金。
訪日客数が記録的な水準に達している日本では、旅行者の絡む事案が相次いで発生し、メディアで大きく報じられている。