アメリカの
トランプ政権はサウジアラビア
人の
著名ジャーナリストの
殺害に
関わったとして、サウジアラビア
政府の
高官ら17
人への
制裁を
発表しました。
この中にはムハンマド
皇太子の
側近が
含まれていますが
皇太子本人には
触れておらず、サウジアラビアとの
決定的な
対立は
避けたい
思惑もうかがわせました。
アメリカ財務省は15
日、サウジアラビア
人の
著名な
ジャーナリストのジャマル・カショギ
氏が
殺害された
事件に
関わったとして、サウジアラビア
政府の
高官ら17
人に
制裁を
科すと
発表しました。
このなかにはムハンマド皇太子の側近として知られるカフタニ元王宮府顧問が含まれ、事件の計画に関わったと指摘しています。
ムニューシン財務長官は声明で「アメリカに住み、働いていたジャーナリストを標的にし、残忍に殺害した者は、その責任を負わなければならない」として、事件の真相究明を進める考えを強調しました。
トランプ政権としては議会などから対応が弱腰だと批判されるなか、厳しい姿勢をアピールする狙いがあるとみられますが、ムハンマド皇太子本人には一切、触れておらず、経済や安全保障面で結びつきの強いサウジアラビアとの決定的な対立は避けたい思惑もうかがわせました。