ゴーン前ぜん会長かいちょうと特捜とくそう部ぶ 全面ぜんめん対決たいけつの構図こうず明あきらかに

関係かんけい者しゃによりますと、ゴーン前ぜん会長かいちょうは１いち億おく円えん以上いじょうの役員やくいん報酬ほうしゅうの開示かいじが義務ぎむづけられた平成へいせい22年ねん以降いこう、20億おく円えん程度ていどだった報酬ほうしゅうを報告ほうこく書しょには10億おく円えん程度ていどと記載きさいし、差額さがくは退任たいにん後ごに受け取うけとることで会社かいしゃ側がわと合意ごういしていたということです。

そして退任たいにん後ごにさまざまな名目めいもくでおよそ80億おく円えんの報酬ほうしゅうを支払しはらう計画けいかくが立たてられ、前ぜん代表だいひょう取締役とりしまりやくのグレッグ・ケリー容疑ようぎ者しゃ（62）など、ごく一部いちぶの側近そっきんだけで共有きょうゆうしていた疑うたがいがあるということです。

これについてゴーン前ぜん会長かいちょうは特捜とくそう部ぶの調しらべに対にたいし、退任たいにん後ごに報酬ほうしゅうを受け取うけとる計画けいかくにしていた一連いちれんの経緯けいいについては大筋おおすじで認みとめたうえで、その理由りゆうについて「10年ねん前まえのリーマンショックで日産にっさんの業績ぎょうせきが下さがったことがきっかけで、多額たがくの報酬ほうしゅうが開示かいじされれば従業じゅうぎょう員いんの働はたらく意欲いよくがなくなると思おもった」などと説明せつめいしているということです。

一方いっぽう、主張しゅちょうが対立たいりつしているのは、退任たいにん後ごに受け取うけとる報酬ほうしゅうを有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこく書しょに記載きさいする必要ひつようがあったかどうかです。

金融きんゆう商品しょうひん取引とりひき法ほうなどでは、将来しょうらい支払しはらわれる退職たいしょく後ごの報酬ほうしゅうでも、その見込みこみの金額きんがくが明あきらかになった段階だんかいで報告ほうこく書しょに記載きさいする必要ひつようがあるとしています。

特捜とくそう部ぶはゴーン前ぜん会長かいちょうが毎年まいとしの報酬ほうしゅうを20億おく円えん程度ていどとし、10億おく円えん程度ていどの差額さがくを退任たいにん後ごに受け取うけとるとした文書ぶんしょを毎年まいとし、会社かいしゃ側がわと取り交とりかわしていたことや、ゴーン前ぜん会長かいちょうに個別こべつの役員やくいん報酬ほうしゅうを決きめる権限けんげんがあったことなどを重視じゅうしし、退任たいにん後ごの報酬ほうしゅうであっても将来しょうらい支払しはらわれることが「確定かくてい」した報酬ほうしゅうで、報告ほうこく書しょに記載きさいする必要ひつようがあったとみています。

これに対にたいしゴーン前ぜん会長かいちょうは「文書ぶんしょにはサインをしていない」としたうえで、「合法ごうほう的てきに進すすめてくれと弁護士べんごしでもあるケリー前ぜん代表だいひょう取締役とりしまりやくに頼たのんで決きめたことで、『合法ごうほうです』という回答かいとうも得えていた」などと容疑ようぎを否認ひにんし、退任たいにん後ごに報酬ほうしゅうが支払しはらわれることは「確定かくてい」していなかったと主張しゅちょうしているということです。

またケリー前ぜん代表だいひょう取締役とりしまりやくも「退任たいにん後ごの報酬ほうしゅうの記載きさいは金融きんゆう庁ちょうや外部がいぶの弁護士べんごしにも確認かくにんして回答かいとうを得えており適切てきせつに処理しょりした」などと説明せつめいし容疑ようぎを否認ひにんしているということで、検察けんさつ側がわとゴーン前ぜん会長かいちょう側がわが全面ぜんめん的てきに対決たいけつする構図こうずになっています。

日産にっさん自動車じどうしゃの会長かいちょうだったカルロス・ゴーン容疑ようぎ者しゃ（64）は、有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこく書しょにみずからの報酬ほうしゅうを少すくなく記載きさいしていたとして、金融きんゆう商品しょうひん取引とりひき法ほう違反いはんの疑うたがいで逮捕たいほされ、東京とうきょう地検ちけん特捜とくそう部ぶは報告ほうこく書しょに記載きさいしていない報酬ほうしゅうは直近ちょっきんの３さん年間ねんかんも含ふくむ８はち年間ねんかんでおよそ80億おく円えんに上のぼるとみて捜査そうさを進すすめています。

関係かんけい者しゃによりますと、ゴーン前ぜん会長かいちょうは１いち億おく円えん以上いじょうの役員やくいん報酬ほうしゅうの開示かいじが義務ぎむづけられた平成へいせい22年ねん以降いこう、20億おく円えん程度ていどだった報酬ほうしゅうを報告ほうこく書しょには10億おく円えん程度ていどと記載きさいし、差額さがくは退任たいにん後ごに受け取うけとることで会社かいしゃ側がわと合意ごういしていたということです。

そして退任たいにん後ごにさまざまな名目めいもくでおよそ80億おく円えんの報酬ほうしゅうを支払しはらう計画けいかくが立たてられ、前ぜん代表だいひょう取締役とりしまりやくのグレッグ・ケリー容疑ようぎ者しゃ（62）など、ごく一部いちぶの側近そっきんだけで共有きょうゆうしていた疑うたがいがあるということです。

これについてゴーン前ぜん会長かいちょうは特捜とくそう部ぶの調しらべに対にたいし、退任たいにん後ごに報酬ほうしゅうを受け取うけとる計画けいかくにしていた一連いちれんの経緯けいいについては大筋おおすじで認みとめたうえで、その理由りゆうについて「10年ねん前まえのリーマンショックで日産にっさんの業績ぎょうせきが下さがったことがきっかけで、多額たがくの報酬ほうしゅうが開示かいじされれば従業じゅうぎょう員いんの働はたらく意欲いよくがなくなると思おもった」などと説明せつめいしているということです。

一方いっぽう、主張しゅちょうが対立たいりつしているのは、退任たいにん後ごに受け取うけとる報酬ほうしゅうを有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこく書しょに記載きさいする必要ひつようがあったかどうかです。

金融きんゆう商品しょうひん取引とりひき法ほうなどでは、将来しょうらい支払しはらわれる退職たいしょく後ごの報酬ほうしゅうでも、その見込みこみの金額きんがくが明あきらかになった段階だんかいで報告ほうこく書しょに記載きさいする必要ひつようがあるとしています。

特捜とくそう部ぶはゴーン前ぜん会長かいちょうが毎年まいとしの報酬ほうしゅうを20億おく円えん程度ていどとし、10億おく円えん程度ていどの差額さがくを退任たいにん後ごに受け取うけとるとした文書ぶんしょを毎年まいとし、会社かいしゃ側がわと取り交とりかわしていたことや、ゴーン前ぜん会長かいちょうに個別こべつの役員やくいん報酬ほうしゅうを決きめる権限けんげんがあったことなどを重視じゅうしし、退任たいにん後ごの報酬ほうしゅうであっても将来しょうらい支払しはらわれることが「確定かくてい」した報酬ほうしゅうで、報告ほうこく書しょに記載きさいする必要ひつようがあったとみています。

これに対にたいしゴーン前ぜん会長かいちょうは「文書ぶんしょにはサインをしていない」としたうえで、「合法ごうほう的てきに進すすめてくれと弁護士べんごしでもあるケリー前ぜん代表だいひょう取締役とりしまりやくに頼たのんで決きめたことで、『合法ごうほうです』という回答かいとうも得えていた」などと容疑ようぎを否認ひにんし、退任たいにん後ごに報酬ほうしゅうが支払しはらわれることは「確定かくてい」していなかったと主張しゅちょうしているということです。

またケリー前ぜん代表だいひょう取締役とりしまりやくも「退任たいにん後ごの報酬ほうしゅうの記載きさいは金融きんゆう庁ちょうや外部がいぶの弁護士べんごしにも確認かくにんして回答かいとうを得えており適切てきせつに処理しょりした」などと説明せつめいし容疑ようぎを否認ひにんしているということで、検察けんさつ側がわとゴーン前ぜん会長かいちょう側がわが全面ぜんめん的てきに対決たいけつする構図こうずになっています。