冬の
訪れを
告げる「
木枯らし
1号」が、ことし
東京では
吹きませんでした。
昭和54
年以来39
年ぶりです。「
木枯らし
1号」は、
気象庁が
東京と
近畿地方で
発表していて、
このうち東京では、
発表期間が10
月半ばから11
月末まで。
発表基準は、
西高東低の
冬型の
気圧配置となって
北寄りの
風が
吹き、
最大風速がおおむね
8メートル以上に
達することとされています。
近畿地方では、先月22日に木枯らし1号が吹きましたが、東京では30日までに基準を満たす風が吹かず、ことしは「発生せず」となりました。
東京で木枯らし1号が吹かなかったのは、昭和54年以来39年ぶりです。
気象庁は「冬型の気圧配置となった日もあったがあまり強まらなかったため基準に達する風が吹かなかった」としています。
気象庁によりますと、来週火曜日には、仙台市や東京の都心など各地で最高気温が20度前後まで上がる季節外れの暖かさが予想されるなど、今月は全国的に暖かい空気が流れ込みやすく、平年より気温が高い師走になりそうだということです。