今後予想される
気温の
低下。
気象の
変化などによる
体調の
悪化に
詳しい医師は、「
寒暖差疲労」の
症状に
注意を
呼びかけています。
気象病の
外来を
設けている
東京 世田谷区のクリニックの
久手堅司院長は、
前日からの
温度差が
7度くらいに
なると、『
寒暖差疲労』になりやすいと
指摘しています。
人間の体は、暑い中や寒い中でも、体の状態を一定に保とうとして自律神経が働き、汗を出して熱を発散させたり、反対に熱を体内に残したりしています。
しかし、急激な寒暖差があると自律神経の働きが乱れ、冷え性やだるさ、頭痛、めまいのほか、気分が落ち込みやすくいらいらするなど、さまざまな『寒暖差疲労』の症状が出てくるということです。
久手堅院長は「あさってくらいから気温が下がり始め、週末には真冬の寒さになるので、かなり患者が増えるのではないか」と指摘しています。
そのうえで対策として、「自律神経は必ず首を通っているので、首が冷えると自律神経の乱れにつながる。入浴で首を温めたり、昼だけでなく夜寝ている間もマフラーやスカーフを巻くなどして、基本的な対策をするだけでもかなり防げると思う」と話しています。