韓国で、
BMWの
車両から
火が
出る事故が
相次いだことについて
韓国政府は、
排気ガスを
冷やす装置の
設計に
問題があったうえ、「
欠陥を
隠蔽した」
などとして、
BMWの
現地法人を
検察に
告発するとともに
およそ11
億円の
課徴金を
科すことを
明らかにしました。
韓国ではことしに
入り
走行中の
BMWの
車両から
突然、
火が
出る事故が
少なくとも52
件発生し、
官民で
作る調査団が
4か月にわたって
原因を
調べてきました。
調査団から報告を受けた韓国の国土交通省は、24日、火災の原因について、有害物質の排出量を減らすために取り付けられている排気ガスを冷やす装置の設計に問題があったと発表しました。
そのうえでドイツにあるBMWの本社が、問題を把握していたにもかかわらず「欠陥を隠蔽した」と指摘するとともに、リコールの対応も不十分だと批判しました。
そして、現地法人のBMWコリアを検察に告発するとともに112億ウォン、日本円にしておよそ11億円の課徴金を科すことを明らかにしました。
韓国国土交通省によりますと、問題が指摘された排気ガスを冷やす装置は韓国の排ガス規制を満たすように設計されていて、BMWコリアも、ことし8月に装置に問題があったとする分析結果を公表し、これまでに対象の車種17万台以上のリコールを届け出ていました。