去年、
中国で
生まれた
子どもの
数は
前の
年より200
万人少なくなり、
3年前から
いわゆる「
一人っ子政策」を
廃止したものの
少子化に
歯止めがかからない
状況が
鮮明になっています。
中国の
国家統計局は21
日の
記者会見で、
去年、
中国全土で
生まれた
子どもの
数は1523
万人と、
前の
年より200
万人少なくなったと
発表し、
人口あたりの
出生数はこれまでで
最も低くなりました。
中国では、人口の増加を抑えるため30年以上にわたって夫婦ひと組あたりの子どもの数を1人に制限してきたいわゆる「一人っ子政策」を、3年前から廃止し現在2人までに緩和しています。
しかし、都市部を中心に、子育てにかかる経済的な負担が大きいことや、価値観の変化などを背景に、少子化に歯止めがかからず新たに生まれた子どもの数は、2年連続の減少となりました。
中国の人口をめぐっては2012年から働き手となる世代の人口が減少に転じるなど、経済への影響も懸念されていて中国政府は産児制限の完全な撤廃も視野に対策を検討しているとみられています。