島根県のかにかご
漁船、「
第68
西野丸」が
日本海でロシアの
警備艇に
連行されたことについて、ロシアの
警備当局の
関係者は、
NHKの
取材に対し「ロシアの
排他的経済水域で
不法にカニ
漁を
行っていたため
連行した」と
述べました。
一方で、
解放の
見通しについては
明らかにしませんでした。
島根県などによりますと
島根県かにかご
漁業組合に
所属する
漁船「
第68
西野丸」は、カニ
漁のため
先月26
日に、
鳥取県境港市の
境港を
出港しましたが、
4日後の30
日に、
水産庁から「ロシアの
警備艇に
連行された」と
連絡が
入りました。
船には、地元の水産会社社長の利見秀治さん(52)など合わせて10人が乗っていて、ロシア ウラジオストクにある日本総領事館によりますと、今のところ乗組員の健康状態に問題はないということです。
一方、ロシアの警備当局の関係者は、NHKの取材に対し「第68西野丸」は現在、ロシア極東のナホトカ港に停泊しているとしたうえで「ロシアの排他的経済水域で不法にカニを取っていたため連行した。書類や漁獲物を詳しく調べている」と話しました。
一方で、解放の見通しについては明らかにしませんでした。
日本総領事館は、ロシア当局と連絡をとって詳しい情報の収集にあたっています。