お金が足りなくて生活に困っている人に、国が必要なお金を渡すことを「生活保護」といいます。
厚生労働省によると、2017年度は1か月に平均で約164万の家庭が生活保護のお金をもらいました。前の年度より約3800増えて、今までで最も多くなりました。
この中の約86万5000は65歳以上のお年寄りの家庭でした。このお年寄りの90%以上は1人で住んでいました。お母さんと子どもだけの家庭など、お年寄り以外で生活保護のお金をもらった家庭は少しずつ減っています。
国の研究所は、2040年にはお年寄りの男性の20%、女性の25%が1人で住むと考えています。お金が足りなくて困るお年寄りは、これからもっと増える心配があります。