5月4日の午後に発表されたApple(アップル)の第1四半期の財務実績は、ウォール街の予想を上回った。これは、アップルのiCloud(クラウドストレージサービス)、App Store(アプリ配信サービス)、クレジットカード事業を含むサービス部門で過去最高の売上を記録したおかげだ。ただし、高い金利が利益を圧迫した。
アップルは4月末までの3カ月間で、売上高948億ドル(約12兆8000億円)、調整後1株当たり利益1.52ドル(約204.9円)を達成した。FactSet(ファクトセット)によると、これはアナリストの予想である929億ドル(約12兆5000億円)、1株当たり利益1.43ドルを上回っている。
これはアップルのサービス事業では過去最高の四半期であり、またiPhoneの春の四半期としても最高のものであったと、アップルのCEOであるティム・クックは実績公表にともなう声明で述べている。サービス収入は209億ドル(約2兆8000億円)、iPhoneの売上高は513億ドル(約6兆9000億円)だった。
アップルのiPhoneの売上は、前四半期に比べると20%減少する厳しい結果となったものの、前年同期比では2%増加に収まった。この落ち込み具合はiPhone 14のリリース後に対するアナリストたちの予想を下回るものだった。