円えん安やすに加くわえて、東南アジアとうなんあじあや日本にっぽんをはじめ世界せかい各地かくちで販売はんばいが好調こうちょうだったことが要因よういんです。

一方いっぽうで、最終さいしゅう的てきな利益りえきは2兆ちょう4513億おく円えんと14％減少げんしょうし、4年ねんぶりの減益げんえきでした。

原材料げんざいりょう価格かかくの高騰こうとうによるコストや、取引とりひき先さきの支援しえん費用ひようが合あわせて1兆ちょう5450億おく円えんにのぼり、減益げんえき要因よういんとなりました。

一方いっぽう、今年度こんねんどの業績ぎょうせき見通みとおしでは、営業えいぎょう収益しゅうえきが昨年度さくねんどより2.3％多おおい38兆ちょう円えん、営業えいぎょう利益りえきは10.1％多おおい3兆ちょう円えんと、いずれも過去かこ最高さいこうを見込みこんでいます。

また、今年度こんねんどの生産せいさん計画けいかくについても、半導体はんどうたい不足ふそくの影響えいきょうが緩和かんわされることなどから、グループ全体ぜんたいで過去かこ最高さいこうとなる1138万まん台だいの生産せいさんを計画けいかくし、このうち、トヨタ単体たんたいの生産せいさんは1010万まん台だいとなる見通みとおしです。

さらに次世代じせだいのEV＝電気でんき自動車じどうしゃの生産せいさんと開発かいはつ、事業じぎょうを一体いったい的てきに行おこなう新あらたな組織そしき「BEVファクトリー」を設立せつりつし、開発かいはつを加速かそくさせると発表はっぴょうしました。

記者きしゃ会見かいけんで佐藤さとう恒治つねじ社長しゃちょうは「資材しざいの高騰こうとうなど厳きびしい事業じぎょう環境かんきょうの中なかでも利益りえきを確保かくほできた。新興しんこう国こくでハイブリッド車しゃを軸じくに成長せいちょう市場しじょうを取り込とりこみ、収益しゅうえきの基盤きばんの強化きょうかを図はかりながらモビリティー産業さんぎょうへの転換てんかんを図はかるための未来みらい投資とうしの比率ひりつを高たかめていく」と述のべました。