アメリカの4月の消費者物価の伸び率は前の年の同じ月に比べて4.9%で、10カ月連続で縮小しました。
アメリカ労働省が10日に発表した4月の消費者物価指数は前の年の同じ月に比べて4.9%上昇し、市場予想を下回りました。
伸び率は3月の5.0%よりも鈍化し、去年6月の9.1%をピークに10カ月連続で縮小しています。
内訳をみると食品が7.7%、家賃など住居費が8.1%上昇した一方で、ガソリンは12.2%、中古車は6.6%下落しました。
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は3日、10会合連続の利上げを決める一方で、次回の会合で利上げの停止を示唆していて、今後の物価や雇用の状況を慎重に見極めるものとみられます。