脳がうまく働かなくなるため、考えたり覚えたりすることが難しくなる認知症という病気があります。認知症の人の家族などで作る団体は、物忘れなどがひどくなって認知症かもしれないと家族が考えてから、病院などへ行くまでどのくらいかかったか調べました。
調査では、465人が質問に答えました。「6か月より短い」と答えた人がいちばん多くて48%でした。「6か月から1年」が15%で、「1年から2年」が15%でした。平均では9.5か月でした。
病院などへ行くまでに6か月以上かかった理由は「病院へ行きたがらないから」や「年を取ったことが原因だと考えたから」が多くありました。認知症かもしれないと家族が考えても、いろいろな理由で、すぐに病院などへ行っていないことがわかります。