米アップルは10日、音楽プレーヤーの「iPod touch」の製造を停止すると明らかにしました。在庫分の販売は続きますが、音楽業界とアップルにとって新時代を導いた製品が事実上、終焉(しゅうえん)を迎えることになります。
アップルによれば、消費者は在庫がある間はiPod touchを購入できるほか、楽曲については、「iPhone」や「iPad」といった他のアップル製品を利用して聴くことができます。
アップル幹部は声明で、「音楽は常にアップルの中核の一部をなしてきた」と指摘しました。数億人の利用者に音楽を届け、iPodの与えた影響は音楽業界にとどまらず、どのようにして音楽を見つけ、聴き、共有するのかについて再定義したと述べました。