大規模な
漏水で
水を
くみ上げることができなくなっている
愛知県豊田市に
ある取水施設では
ポンプの
設置が
進められ、
愛知県などによりますと、
工業用水は19
日午前10
時から
取水が
可能になった
一方で、
農業用水の
確保は19
日中は
難しいということです。
17日、豊田市の矢作川にある取水施設で大規模な漏水が起きて取水口からくみ上げることができなくなり、農業用水の供給が止まっているほか、工業用水についても下流にある浄水場にためている水がなくなりしだい給水が止まることになります。
施設を管理する東海農政局では、応急措置として川に土のうを設置して水がたまりやすくする工事をしたうえで、19日朝までに42台のポンプを設置し、川から工業用水の取水路に水を供給していて、愛知県によりますと午前10時に浄水場で工業用水の取水が可能になったということです。
すべてのポンプが稼働すれば必要な水量をほぼ確保できる見通しですが、ホースやポンプの不具合でこれまでのところ十分な水量に達していないということで、農政局が作業を急いでいます。
一方、農業用水について、農政局は必要な台数のポンプを19日中に設置するのは難しいとしています。
東海農政局農地防災事業所の大坪寛次長は「夜通しで作業をしましたが不具合が出てその対応に当たっています。農業用水を含めて少しでも多くのポンプを設置していきたい」と話しています。