カナダ政府は、次世代通信規格「5G」から、中国通信機器大手ファーウェイとZTEの製品を排除すると発表しました。
カナダ政府は19日、5Gに関して、安全保障上の懸念があるなどとして、ファーウェイとZTEの製品の新規利用を禁じ、既に利用中の機器は2024年6月までに撤去するか利用を停止するとしました。また、ファーウェイとZTEについて、「カナダの法律に違反したり、カナダの利益を損なうような外国政府からの指示に従う可能性がある」と指摘しました。
ファーウェイに対しては、アメリカをはじめイギリスなどヨーロッパ各国や日本も政府調達から事実上排除していて、カナダもこれに追随した形となりました。
これまでファーウェイをめぐっては孟晩舟副会長が2018年にカナダ当局に拘束され、その後、中国がカナダ人2人を拘束し、カナダ政府が報復措置だと批判するなどしていて両国の関係がさらに悪化する可能性があります。