日産自動車が高級車セダンの「シーマ」の生産を今年の夏に終了することがわかりました。
日産は、シーマに搭載されているエンジンが今年秋から強化される騒音規制の基準をクリアできないため、今年の夏に生産を終了するということです。
「シーマ」は高級車の販売が好調だったバブル期を代表する車で、当時の活発な消費活動を象徴し、「シーマ現象」とも呼ばれていました。しかし、近年はSUVタイプの人気などに押され、販売が低迷していました。今後は、世界的に開発競争が加速する電動車の開発や生産に経営資源を集中させるといいます。
また、日産は同じエンジンを搭載している「フーガ」についても今年8月までに生産を終了するということです。