樹脂などを積み重ねることで、立体の構造物を作り出す「3Dプリンター」。今、プリントされている素材は、なんと「コンクリート」です。
出来上がった、この奇妙な形の物体。何かの部品のようですが、クレーンを使い組み合わせると、なんと卵型の「小さな家」の完成です。
組み立てを開始してから、23時間12分で出来上がりました。壁の厚さは30センチ以上あり、耐震性も断熱性も非常に高いということです。
手掛けたスタートアップ企業の担当者は、次のように話します。
目指すのは、住宅の「価格革命」。グランピングで使うことを想定したこの「Sphere(スフィア)」は、広さ10平米で300万円。8月には、一般向けにも販売を開始する予定です。
来年春には、49平米で500万円台の一般向け住宅の販売を考えています。最終的には、100平米を300万円で作れる家を実現したいということです。