経営の混乱が続く東芝は株主総会に諮る取締役候補のうち、いわゆる「モノ言う株主」から迎え入れる2人について指名委員の1人が強く反対していたと明らかにしました。
東芝特別委員会・ブラック委員長:「1人の社外取締役が2人の候補に反対を表明した。しかし当然、そういう意見を言う権利はある」
東芝は28日の株主総会で13人の取締役を選任する予定です。
再建策を検討する特別委員会のブラック委員長は13人の取締役候補のうち、大株主でモノ言う株主であるアメリカの投資ファンドの幹部2人について、5人の指名委員のうち1人が反対していたという経緯を明らかにしました。
一方、ブラック委員長は国内外の投資ファンドが買収による非上場化などを提案していることについて「日本勢と組むことが前提になっているわけではない」と述べました。