宇宙を調べる「はやぶさ2」は2年前、リュウグウという小さな星で砂などを取って、地球に送りました。文部科学省は、8つの研究チームが砂などを調べた結果、アミノ酸が20種類以上見つかったと言いました。
アミノ酸は、生物が生きるために大切な物質です。できたばかりの地球にもアミノ酸がありましたが、地球の温度がとても高くなったあと、なくなったと考えられています。専門家の中には、隕石などで宇宙からアミノ酸がまた地球に入ってきて、生物が生まれたと考える人がいます。
文部科学省は「この結果は、生物がどうやって生まれたか知るために役に立つと思います」と話しています。