プロレスの選手だった木村花さんは2020年、インターネットに悪口を書かれて、自殺しました。木村さんの悪口を書いた2人は、罰を受けました。ほかの人の悪口を言ったり書いたりして侮辱したときの罰でいちばん厳しいのは、「1万円払う」と法律で決まっています。被害が大きいのに、罰が軽すぎるという意見がありました。
国会は13日、この法律を厳しくすることを決めました。いちばん厳しい罰は、「刑務所に1年入る」と「30万円の罰金を払う」ことになります。
弁護士の団体は「この法律は、いろいろな場合に使われる心配があります。政府に反対することを言ったら、逮捕されるかもしれません。法律が正しく使われているかチェックする必要があります」と話しています。