各地かくちで外出がいしゅつ制限せいげんや飲食いんしょく店てんの営業えいぎょう制限せいげんといった厳きびしい新型しんがたコロナウイルス対策たいさくがとられたためで、経済けいざいへの打撃だげきが改あらためて浮き彫うきぼりになりました。

中国ちゅうごくの国家こっか統計とうけい局きょくは15日にち、先月せんげつの主要しゅような経済けいざい統計とうけいを発表はっぴょうしました。

このうち消費しょうひの動向どうこうを示しめす「小売こうり業ぎょうの売上うりあげ高だか」は、去年きょねんの同おなじ月つきと比くらべて6.7％減少げんしょうしました。

前まえの月つきと比くらべると減少げんしょう幅はばは縮小しゅくしょうしたものの3か月かげつ連続れんぞくのマイナスでした。

先月せんげつは最大さいだいの経済けいざい都市とし 上海しゃんはいで外出がいしゅつ制限せいげんが続つづいたことや、首都しゅと 北京ぺきんでも飲食いんしょく店てんで店内てんないでの食事しょくじが禁止きんしされるなど、各地かくちで厳きびしい感染かんせん対策たいさくがとられ、消費しょうひの落ち込おちこみにつながりました。

また、工業こうぎょう生産せいさんは、去年きょねんの同おなじ月つきから0.7％の増加ぞうかでした。

2か月かげつぶりにプラスに転てんじたものの、物流ぶつりゅうの混乱こんらんによる部品ぶひんの供給きょうきゅう不足ふそくや生産せいさんの減少げんしょうで伸のび率りつはわずかにとどまりました。

さらに、不動産ふどうさんの開発かいはつ投資とうしもことし1月つきから先月せんげつまでの累計るいけいで4％のマイナスと、主要しゅよう産業さんぎょうである不動産ふどうさんも落ち込おちこみが続つづく結果けっかになりました。

今月こんげつは、上海しゃんはいで2か月かげつ余あまり続つづいた外出がいしゅつ制限せいげんが解除かいじょされ、中国ちゅうごく政府せいふは景気けいきをてこ入てこいれする姿勢しせいを強つよめていますが、北京ぺきんでは再ふたたび感染かんせんが拡大かくだいして感染かんせん者しゃが出でた地区ちくで封鎖ふうさ措置そちがとられるなど、新型しんがたコロナへの対応たいおうが続つづいていて中国ちゅうごく経済けいざいが順調じゅんちょうに回復かいふくに向むかうかは不透明ふとうめいなままです。