それによりますと、ペンス氏は事件が起きた当日、2か月前に行われた大統領選挙でバイデン氏が当選したことを議会で宣言する予定でしたが、トランプ氏は自分を選挙の勝者だと認定するようペンス氏に電話などで圧力をかけ続けたということです。
ペンス氏の側近は「トランプ氏の弁護士はそうした行為は違法だと本人に伝えていた」と証言し、トランプ氏は違法である可能性を認識していたと主張しました。
そして、要求を拒んだペンス氏をトランプ氏はツイッターで「勇気がない」などと批判し、ペンス氏は、議会になだれ込んだトランプ氏の支持者から逃れて議場から脱出することを余儀なくされましたが、委員会によりますと、群衆は一時、ペンス氏まで12メートルの距離に迫ったということです。
委員会は、ペンス氏が議事堂の地下に4時間半にわたって避難していた時の写真も公表しました。
公聴会は来週も開かれ、民主党としては秋の中間選挙も念頭に、共和党内で依然、強い影響力を持つトランプ氏への攻勢を強めるねらいもあるとみられます。