私立の
認可保育所への
補助金を
実際に
支払うべき
金額よりも
多く
支給していた
東京 葛飾区で
臨時の
園長会が
開かれ、
区側は
誤支給の
総額は
現時点で5
億円余りに
上ることを
説明したうえで、
余分に
支給した
分について
返還を
求めずに
対応することができないか
検討する
方針を
示しました。
東京 葛飾区は、パートタイムの保育士などを雇用した私立の認可保育所に対して支払う補助金を、4年間にわたって実際に支払うべき金額よりも多く支給していたことを先に明らかにしました。
17日開かれた区内の私立の認可保育所の臨時の園長会で、青木克徳区長が謝罪するとともに、区側は誤支給の総額が現時点でおよそ5億1000万円に上ることを説明しました。
区は当初、余分に支給した分について保育所に返還を求めたいとしていましたが、17日の園長会ではパート保育士らの人件費として適切に使われた補助金については返還を求めずに対応することができないか検討する方針を示しました。
青木区長は記者団に対し「保育所に責任はなく、返還の問題については結果として保育サービスが充実したのであれば、返還を求めないことはやむをえないと思っている」と述べました。