正午までの最高気温は
▽埼玉県鳩山町38.2度、
▽前橋市で37.8度、
▽東京・八王子市で37度ちょうど
▽宇都宮市と福島市で35.8度、
▽三重県尾鷲市で35.7度、
▽東京の都心で35.4度と
関東を中心に各地で猛暑日となっています。
気象庁によりますと、東京の都心で猛暑日となったのはこれまで最も早かった1963年の6月26日より1日早く、統計を取り始めた明治8年・1875年以降、最速だということです。
▽埼玉県熊谷市で39度、 ▽さいたま市や前橋市で38度と 危険な暑さが予想されています。 また ▽宇都宮市で37度、 ▽福島市、長野市、富山市などで36度、 ▽京都市で35度と 猛暑日が予想されています。 熱中症の危険性が極めて高くなるとして、気象庁と環境省は関東から沖縄にかけての合わせて6つの県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。 熱中症に厳重に警戒し、対策をとってください。 来週にかけてもところによって35度以上の猛暑日が予想されるなど、厳しい暑さがしばらくの間、続く見込みです。 この時期はまだ暑さに慣れていないため、 ▽こまめに水分を補給したり ▽我慢せず冷房を適切に使用したりするほか ▽屋外で会話が少ない場面などではマスクを外すなどして 熱中症に警戒してください。
正午までの1時間には ▽熊本県が芦北町に設置した雨量計で41ミリ、 ▽国土交通省が鹿児島県さつま町に設置した雨量計で39ミリの いずれも激しい雨を観測しました。 気温の上昇に伴い北日本から西日本では山沿いを中心に大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達し、特に九州では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。 気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも注意するよう呼びかけています。
▽皮膚血管を広げて血流量を増やし、体の表面から熱を逃がすほか ▽汗による気化熱で体温を下げます。 しかし、こうした能力は1年中同じわけではなく、2週間ほどかけて徐々に暑さに慣れることで高まっていくということです。 これを「暑熱順化」といいます。 特に、急に気温が上がる時期は、「暑熱順化」がまだできていないため ▽熱が逃げにくく、▽汗がうまくかけずに熱中症になるリスクが高くなるといいます。 三宅センター長によりますと ▽急に暑くなった日やその翌日は外で働く人やスポーツをする子どもたちは運動で体に熱が生じるため熱中症になりやすく、 ▽それ以降も暑い日が続くと夜も気温が高くなりはじめ、外出する機会の少ないお年寄りや持病がある人の発症が目立ち始めるということです。
体感に頼ると、「まだ暑くない」と対策が遅れます。 基準を設け、家族や周囲の人が電話など直接声をかけてエアコンの使用を確認してください。 また、水分補給は食事の時だけでなく、時間を決めて行うことも大切です。 三宅康史センター長は「家族や周囲の人が電話する時は『室温は何度?』と確認し、『28度に下がるまでエアコンを入れ続けて』などと具体的に伝えてください。そして『2時間後にまた電話するね』と継続して確認する意思を伝えることも大切です。しつこいようですが、繰り返し確認することで、エアコンを付けることが習慣になるのが望ましいです」と指摘しています。
体の異変をうまく伝えられないため、大人が体調の変化に気を配り、水分の補給などを心がける必要があります。
屋外で会話が少ない場面などではマスクを外すことも大切です。
暑さに慣れていない時期 熱中症要警戒
「高齢者」にはしつこいくらい「声かけ」を
子どもの体調変化に注意を
屋外でも会話少なければマスク外す