ロシアによるウクライナ
に対する軍事侵攻が
続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる25日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ウクライナ非常事態庁 “すべての地雷除去に少なくとも10年”
ウクライナの
非常事態庁の
報道官は24
日、ウクライナ
国内のすべての
地雷を
除去するのに、
少なくとも10
年はかかるという
見通しを
明らかにしました。
そのうえで「戦闘が続いている地域の状況がわからないため、あくまでも楽観的な推定だ」と述べ、さらに時間がかかる可能性も示唆していて、戦闘の終結に向けた道筋が見えないなか、今後の影響も懸念されます。
ゼレンスキー大統領 “EU加盟候補国”の成果強調
ウクライナのゼレンスキー
大統領は24
日、
新たな
動画を
公開し、EU=
ヨーロッパ連合の「
加盟候補国」の
立場を
認められたものの、
実際の
加盟には
相当な
時間が
かかるとみられていることについて「
この先に
何が
待ち構えているかではなく
私たちが
何をなしえたのか
語ろう。
それを
忘れて
しまうと
このステップの
重要性を
過小評価してしまうからだ」と
述べ、
成果を
強調しました。
ロシア外相 欧米のウクライナへの兵器供与をけん制
ウクライナのレズニコフ
国防相は23
日、
射程が
長く、
精密な
攻撃が
可能な
高機動ロケット砲システム=ハイマースが
アメリカから
届いたことを
明らかにし、
欧米の
軍事支援を
弾みに
攻勢に
転じる構えを
示しました。
こうした動きに対し、ロシアのラブロフ外相は24日、「EUとNATOがロシアと戦争を行うために現代の連合を結成している。われわれは非常に注意深く見ていく」と述べて欧米を強くけん制し、ロシアと軍事支援を加速させる欧米との対立はさらに深まっています。
米シンクタンク「今後も一進一退の攻防続く」
アメリカのシンクタンク「
戦争研究所」は23
日、ルハンシク
州のセベロドネツク
などをめぐる
攻防でロシア
軍の
優位を
認めつつも、「ウクライナ
軍は、ロシア
軍の
侵攻を
遅らせ、
部隊に
打撃を
与えるという
基本的な
目標を
達成している」と
分析しています。
そのうえで「ロシア軍の攻撃は今後数週間、停滞し、ウクライナ軍に反撃の機会を与える可能性が高い。セベロドネツクを失うことは、ウクライナにとって損失だが、この戦いはロシアの決定的な勝利にはならないだろう」と指摘し、今後も一進一退の攻防が続くという見通しを示しました。
ロシア ルハンシク州完全掌握向けセベロドネツク攻撃
ロシアがウクライナへの
軍事侵攻を
始めてから24
日で4
か月がたち、ロシア
軍は、
東部2
州の
うちルハンシク
州の
完全掌握を
目指してウクライナ
側が
拠点とするセベロドネツクへの
攻撃を
続けています。
ルハンシク州のハイダイ知事は24日、地元メディアに対して、「残念ながら、ウクライナ軍はセベロドネツクから撤退せざるを得ない」と明らかにしたうえで、ロシア軍の部隊が隣のリシチャンシクにも向かっていると危機感を示しました。
国営のロシア通信は24日、親ロシア派の武装勢力の部隊の話として、セベロドネツクで市長代行が任命されたと伝え、ロシア側は一方的に行政の責任者を擁立して支配を進めようとしていることがうかがえます。
ロシア大統領 “食料危機 あくまでも責任は欧米側”
ロシアのプーチン
大統領は24
日、BRICS・
新興5
か国に
加え、
アジアや
中東、
アフリカなどの
首脳も
参加する
拡大会合に
オンラインで
参加し、
演説を
行いました。
この中でプーチン大統領は、各国で食料やエネルギーなどの価格が急激に高騰していることについて「ロシアやベラルーシの肥料の供給を制限したり、ロシアの穀物の世界市場への輸出を困難にしたりしている」と述べ、アジアやアフリカなどの発展に深刻な影響を及ぼしていると批判しました。
そのうえで、ロシアがウクライナ南部の港を封鎖して穀物が輸出できないと各国から批判を受けていることについて、「ウクライナ軍が港の機雷を除去すれば穀物を積んだ船舶の自由な航行を保障する用意がある。ウクライナ側からの建設的な姿勢が足りない」と主張しました。
プーチン大統領は、世界的な食料などの価格高騰について「これはロシアによる特別軍事作戦の結果ではない。G7=主要7か国による無責任なマクロ経済政策の結果だ」とも強調し、あくまで責任は欧米側にあると主張しました。
G7外相 “食料危機の責任はロシアのウクライナ侵攻”
世界的な
食料危機をめぐり、G7=
主要7
か国の
外相会合が
開かれ、
食料危機の
責任は、ロシアのウクライナ
侵攻に
あるという
認識で
一致し、
これ以上、
食料の
輸出を
妨げる行為をやめるよう、ロシア
側に
求めて
いくこと
などを
確認しました。
この中でG7各国は、世界的な食料危機は、ロシアがウクライナの穀物倉庫を爆撃したり、黒海を経由したウクライナからの食料輸出を妨げていることで引き起こされているもので、危機の責任はロシアにあるという認識で一致しました。
そのうえで、海路での食料輸出を妨げないようロシア側に求めていくとともに、陸路での輸出を目指すEU=ヨーロッパ連合の取り組みなどを支持することを確認しました。
ホテルが高い…観光需要の回復などで「宿泊料」25%余上昇
「高い!」大型連休を前にホテルを予約しようとしたとき、そう感じた方もいるのではないでしょうか。昨年度の平均の消費者物価指数が発表され、ホテルなどの「宿泊料」は、前の年度より25点5%上昇しました。影響は、働く人の「出張」にも…。上昇はいつまで続くのか、取材しました。
Source: NHK
Apr 19, 2024 18:04
小林製薬「紅麹」問題 プベルル酸のほか通常入らない2物質確認
小林製薬の「紅麹」の成分を含むサプリメントを摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、厚生労働省が国の研究所で健康被害の訴えがあった紅麹原料のサンプルを分析した結果、会社側から報告された「プベルル酸」とみられる成分のほかに、少なくとも2つの通常は入っていない物質が確認されたことが関係者への取材で分かりました。厚生労働省は、物質の特定を進めるとともに健康被害の原因の解明を急ぐことにしています。
Source: NHK
Apr 19, 2024 15:04
新型コロナワクチン 約2億4000万回分 額で6600億円余が廃棄へ
新型コロナワクチンの無料接種が先月末で終了したことに伴い、廃棄されるワクチンが合わせておよそ2億4000万回分、額にして6600億円余りに上ることがわかりました。武見厚生労働大臣は「獲得競争の中で確保したもので、むだとは考えていない」としています。
Source: NHK
Apr 19, 2024 13:04
G20財務相・中央銀行総裁会議が閉幕 今後の円相場の動向が焦点
ワシントンで開かれたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議は日本時間の19日未明に閉幕しました。日本は、日米韓3か国の財務相会合などの機会を通じて、最近の急速な円安に対する懸念の共有をはかりましたが、その後、中東情勢が一段と緊迫化する中、今後の円相場の動向が焦点となります。
Source: NHK
Apr 19, 2024 12:04
住宅の窓やベランダから子ども転落する事故 5月が最多 注意を
住宅の窓やベランダから子どもが転落する事故が1年のうちで5月にもっとも多く発生していることが東京消防庁のまとめで分かりました。換気のために窓を開けることが多くなるためとみられ、東京消防庁は対策を紹介する動画を新たに作り、注意を呼びかけています。
Source: NHK
Apr 19, 2024 12:04
愛媛・高知 余震相次ぐ 20日夜からは土砂災害に注意
17日に震度6弱の揺れを観測した愛媛県と高知県ではその後も余震が相次いでいて、気象庁は揺れの強かった地域では今後1週間ほどは最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。一方、20日夜から21日にかけて大気が不安定な状態が続く見込みで気象台は揺れの大きかった地域は地盤が緩んでいる可能性があるとして土砂災害に十分注意するよう呼びかけています。
Source: NHK
Apr 19, 2024 12:04
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