▽平年と比べると関東甲信と東海で22日、九州南部で18日、いずれも早くなっているほか
▽去年と比べると関東甲信で19日、東海で20日、九州南部で14日いずれも早くなっています。
統計を取り始めた昭和26年以降、関東甲信のこれまでで最も早い梅雨明けは4年前2018年の6月29日で、このまま確定すれば過去最も早い梅雨明けとなり、東海と九州南部では過去2番目に早い梅雨明けとなります。
気象庁異常気象情報センターの楳田貴郁所長は「この先は過去の統計でも上位に入る高温が予想され、熱中症の対応に十分注意してほしい。また前線の南下や台風の接近など大雨の可能性もあり、引き続き大雨への備えも重要だ」と話しています。 関東甲信ではこのまま確定すれば過去最も早い梅雨明けとなり、東海と九州南部では過去2番目に早い梅雨明けとなります。 また梅雨の長さも東海が13日間、九州南部で16日間、関東甲信が21日間と、いずれもこのまま確定すれば過去最も短くなるなど「短い梅雨」となっています。 今回の梅雨明けの判断について気象庁異常気象情報センターの楳田所長は「上空の偏西風が日本付近で北に蛇行し、太平洋高気圧が西への張り出しを強めて梅雨前線を北に押し上げた。今後も晴れが続くとみられるためだ」と説明しています。 この先2週間の予報でも厳しい暑さが見込まれるということで「過去の統計でも上位に入る高温が予想され、熱中症の対応に十分注意してほしい。また前線の南下や台風の接近など大雨の可能性もあり引き続き大雨に対しても備えてほしい」と話しています。
40代の女性は「もう梅雨明けしたなんて驚きました。このところあまりに暑く6月でこの暑さだと来月以降はどうなってしまうのかと心配になります。塩分の補給など熱中症対策をしっかりしたいと思います」と話していました。 30代の男性は「ことしの梅雨は雨が少なかったので、いきなり夏が来たという感じです。日傘を使って日焼けや暑さ対策をするようにしています」と話していました。また電力のひっ迫については「冷房の設定温度を上げるなど暑さ対策に支障のない範囲で節電を心がけています」と話していました。 60代の男性は「梅雨明けは7月の後半ぐらいという印象があるので梅雨明けしたと聞いてとても驚きました。仕事で長野県から来たのですが、あまりに暑いのできょうは切り上げようと思います。30年ほど前まで東京に住んでいたのですが東京はそのころよりかなり暑くなっている印象です」と話していました。 愛知県から来たという30代の女性は「このところ晴れて暑い日が続いていたので梅雨明けしたと聞いて納得しました。来月旅行を予定しているので個人的にはうれしいですが、農作物への影響が心配です。電力不足が言われていますが暑さ対策は大切なのでエアコンを適切に使いたいと思います」と話していました。
梅雨の長さ 過去最も短い
気象庁「太平洋高気圧が張り出し強め 梅雨前線を押し上げた」
街の人は…