井上選手は、今月7日にフィリピンのノニト・ドネア選手とバンタム級の3団体統一戦を戦いテクニカルノックアウト勝ちして、日本選手として初めて3団体統一チャンピオンとなりました。
また、アメリカで権威のあるボクシング専門誌「ザ・リング」のすべての階級を通じた最も強い選手を決めるランキング「パウンド・フォー・パウンド」で、日本選手として初めて1位になりました。
井上選手は27日、東京 千代田区の日本外国特派員協会で会見し、統一戦を振り返って「コンディションはよく仕上がっていたし、自信もあった。これ以上ない試合内容で満足する結果だった」と語りました。
また「パウンド・フォー・パウンド」で1位になったことについては、プロ通算23勝負けなしでそのうち20試合がノックアウト勝ちであることに触れ、「倒すボクシングが評価されて重量級や中量級の選手が多いランキングにも入ることができているのではないか」と話しました。
さらに将来のビジョンについて「ことしの目標は4団体統一になるが、その次はスーパーバンタム級に挑戦していきたい」と明らかにしたうえで、「プロボクサーとしての最終地点は35歳と考えている。それまで無敗でゴールするのが理想だ」と先を見据えました。