この事件の判決によりますと、事件を起こしたのは別の事件で服役し、出所してからおよそ5か月後のことでした。
2013年4月、名古屋地方裁判所豊橋支部は「出所からおよそ5か月しか経過していないのに、特段の抵抗感を抱くことなく犯行に及んでいる」などとして懲役9年を言い渡し、判決は1審で確定していました。
その後、容疑者は9年間、服役したあと、ことし4月に出所してわずか2か月後の今月、今回の立てこもり事件で逮捕されました。
その後はインターネットカフェを転々としていたということで、警察は事件にいたるいきさつを調べています。
住所・職業不詳の長久保浩二容疑者(42)は、今月21日の夜、埼玉県川越市のインターネットカフェの個室ブースで、20代の女性従業員を人質にとり、およそ5時間にわたって立てこもったとして、監禁傷害の疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、容疑者は、10年前に愛知県内で人質立てこもり事件を起こして、懲役9年の判決を受けて服役していましたが、ことし4月に出所し、埼玉県内の建設業の会社に住み込みで働いていたということです。
しかし、今月上旬に仕事を辞め、その後は県内や周辺のインターネットカフェを転々とするようになったということです。
逮捕されたときの所持金は十数円だったということです。
調べに対し「自分の人生に嫌気が差した。事件を起こせば刑務所に戻れると思った。死刑や無期懲役になりたかった」などと供述しているということで、警察は事件にいたるいきさつを調べています。
この事件の判決によりますと、事件を起こしたのは別の事件で服役し、出所してからおよそ5か月後のことでした。
2013年4月、名古屋地方裁判所豊橋支部は「出所からおよそ5か月しか経過していないのに、特段の抵抗感を抱くことなく犯行に及んでいる」などとして懲役9年を言い渡し、判決は1審で確定していました。
その後、容疑者は9年間、服役したあと、ことし4月に出所してわずか2か月後の今月、今回の立てこもり事件で逮捕されました。