旧きゅうソビエトの中央アジアちゅうおうあじあの国々くにぐにを歴訪れきほうして引き締ひきしめを図はかり、対立たいりつする欧米おうべい側がわをけん制けんせいする思惑おもわくもあるとみられます。

またウクライナの検察けんさつ当局とうきょくは、家族かぞくなどから40件けん以上いじょうの行方ゆくえ不明ふめいの届け出とどけでが寄よせられているとしています。

アルバニアの国連こくれん代表だいひょう部ぶによりますと、緊急きんきゅう会合かいごうでははじめに国連こくれんで政治せいじ問題もんだいを担当たんとうする事務じむ次長じちょうから最近さいきんの現場げんばの状況じょうきょうについて報告ほうこくを受うけるということで、その後そのご、各かく理事りじ国こくが発言はつげんを行おこなう予定よていです。

ロシア軍ぐんのミサイル攻撃こうげきが激はげしさを増ました理由りゆうについては「正確せいかくな狙ねらいはわからない」とする一方いっぽう

▽G7サミット＝主要しゅよう7か国かこく首脳しゅのう会議かいぎの開催かいさいや

▽アメリカが供与きょうよした高こう機動きどうロケット砲ほうシステム＝ハイマースがウクライナに到着とうちゃくしたことに対にたいする反発はんぱつの可能かのう性せいがあるとの見方みかたを示しめしました。

一方いっぽう、ロシア軍ぐんが攻勢こうせいを強つよめている東部とうぶルハンシク州しゅうのリシチャンシクについては「ウクライナ側がわの抵抗ていこうによって、ロシア軍ぐんは都市としを包囲ほういできていない」と分析ぶんせきしました。そしてロシアが掌握しょうあくしたとする南部なんぶのヘルソン近郊きんこうの情勢じょうせいについても「ウクライナ側がわがヘルソン周辺しゅうへんの小ちいさな集落しゅうらくを複数ふくすう解放かいほうした」としてロシア軍ぐんへの抵抗ていこうを強つよめていると指摘してきしました。

リトアニア国防省こくぼうしょうによりますと、国くにのデータシステムの一部いちぶにアクセスできなくなる被害ひがいが出でているものの、関係かんけい機関きかんと連携れんけいし復旧ふっきゅう作業さぎょうを行おこなっているということです。国防こくぼう省しょうの担当たんとう者しゃは「サイバー攻撃こうげきは通信つうしんやエネルギー、それに金融きんゆう機関きかんを標的ひょうてきに数すう日間にちかん続つづく可能かのう性せいが高たかい」と警戒けいかいしています。

これに先立さきだつ25日にちにはロシアのハッカー集団しゅうだん「KILLNET」がSNSに犯行はんこう予告よこくともとれる動画どうがを掲載けいさいし「48時間じかん以内いないにカリーニングラードの封鎖ふうさを解除かいじょしなければ、リトアニアの500以上いじょうの企業きぎょうがとんでもない状況じょうきょうに陥おちいるだろう」と主張しゅちょうしました。

ロシア政府せいふは隣国りんごくのリトアニアが、ロシア本土ほんどと飛び地とびちのカリーニングラードを結むすぶ鉄道てつどう貨物かもつ輸送ゆそうを制限せいげんしたことに反発はんぱつを強つよめてきました。大統領だいとうりょう府ふのウシャコフ補佐ほさ官かんは27日にち「われわれはこのような非ひ友好ゆうこう的てきなやり方やりかたに対抗たいこうする用意よういがあると再三さいさん、言いってきた。今後こんごの推移すいいを見守みまもりたい」と述のべ、リトアニアや欧米おうべい各国かっこくをけん制けんせいしました。

またゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ロシア産さんの石油せきゆの取り引とりひき価格かかくに強制きょうせい的てきに上限じょうげんを設もうける措置そちなどを通をつうじてロシアへの圧力あつりょくを強化きょうかすることが必要ひつようだと強調きょうちょうしました。これに関連かんれんして大統領だいとうりょうは各国かっこくが凍結とうけつしたロシアに関係かんけいする資産しさんを没収ぼっしゅうする国際こくさい的てきメカニズムを構築こうちくすれば、今後こんごロシア以外いがいの国くにによる他国たこくへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを思おもいとどまらせる大おおきな抑止よくし力りょくになると指摘してきしたということです。さらにゼレンスキー大統領だいとうりょうはウクライナ産さんの穀物こくもつの輸出ゆしゅつ再開さいかいのための支援しえんを呼よびかけたほか、ウクライナの復興ふっこうに対にたいしても各国かっこくの積極せっきょく的てきな支援しえんを求もとめたということです。

サンドゥ大統領だいとうりょうは激はげしい攻撃こうげきで大おおきな被害ひがいを受うけたボロジャンカや、一時いちじロシア軍ぐんに占拠せんきょされ多おおくの住民じゅうみんの遺体いたいが見みつかったブチャ、それにイルピンを訪おとずれたということで「私わたしたちが見みた暴力ぼうりょくと破壊はかいにことばを失うしなった。想像そうぞうを絶ぜっする悲劇ひげきだ」というコメントとともに、破壊はかいされた建物たてものや町まちの様子ようすを見みて回まわる写真しゃしんを自身じしんのツイッターに投稿とうこうしました。

モルドバはロシアの強つよい影響えいきょう下かにある沿ドニエストル地方ちほうを抱かかえるなどロシアに対にたいする警戒けいかい感かんが高たかまっていて、今月こんげつ23日にちに開ひらかれたEU＝ヨーロッパ連合れんごうの首脳しゅのう会議かいぎでウクライナとともに交渉こうしょう開始かいしの前提ぜんていとなる「加盟かめい候補こうほ国こく」の立場たちばが認みとめられました。

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくウクライナについては、ウクライナ軍ぐんの装備そうびを旧きゅうソビエト時代じだいのものからNATO加盟かめい国こくが使用しようしているものへと移行いこうできるよう長期ちょうき的てきに支援しえんするとしています。

またストルテンベルグ事務じむ総長そうちょうによりますと、北欧ほくおうのフィンランドとスウェーデンの加盟かめい申請しんせいを巡めぐって、これに難色なんしょくを示しめしているトルコも含ふくめて3か国かこくの首脳しゅのうに呼よびかけて28日にちにマドリードで会談かいだんするということです。