収賄罪などで服役中の韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領について、健康悪化を理由に3カ月の一時釈放が認められました。
韓国の水原(スウォン)地検は28日、李元大統領の健康状態悪化による刑執行停止の申し立てを認め、3カ月の一時釈放を決定しました。
韓国の刑事訴訟法は健康が著しく悪化した場合などに執行停止を認めています。
李氏は在職当時にサムスン電子などから巨額の賄賂を受け取った収賄などの罪で2020年に最高裁で懲役17年などの実刑判決を受け、服役中でした。
去年末には同じく保守系の朴槿恵(パク・クネ)元大統領が恩赦で釈放されていて、李氏の恩赦を巡っても国内で論争になっています。