発表によりますと、セブン&アイの去年11月までの決算は、
▽売り上げにあたる営業収益が、前の年の同じ時期と比べて5.7%増えて9兆695億円
▽最終的な利益は65%減って、636億円となりました。
これは、アメリカのコンビニエンスストアで、物価高を背景に消費者の買い控えが起きているためで、ガソリンを除いた商品の売上高は、去年9月まで13か月連続で前年割れの状態だったということです。
こうしたことから、会社では
▽アメリカで展開する400店舗余りのコンビニを閉店するほか
▽国内では、傘下のイトーヨーカ堂がネットスーパー事業から撤退することなどから、特別損失を1700億円余り計上しました。
会社では、カナダのコンビニ大手から買収提案を受けていることから、傘下のスーパー事業などの株式を一部売却し、コンビニ事業に集中する方針を打ち出していますが、そのコンビニ事業の立て直しは、道半ばの状況になっています。