今後の外交ではアメリカのトランプ次期大統領との会談時期が焦点となり、新年度予算案の審議日程なども踏まえながら調整が行われる見通しです。
石破総理大臣はことし最初の外国訪問としてマレーシアとインドネシアを訪れ、それぞれ首脳会談を行いました。
マレーシアでは中国も念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて緊密に連携していくことで一致し、インドネシアでは安全保障分野での協力を進めるため高速警備艇を供与することなどで合意しました。
石破総理大臣は記者団に対し「アメリカや中国との関係のほか東シナ海や南シナ海の情勢などもやり取りをし、緊密な意思疎通を継続することで一致した」と述べました。
また、アメリカのトランプ次期大統領と就任後できるだけ早期に会談し、日米両国がインド太平洋地域の平和と安定に向けてともに努力することが重要だとの認識を共有したいという考えを示しました。
一連の日程を終え、石破総理大臣は、日本時間の12日午前1時前に政府専用機で羽田空港に到着し、帰国しました。
今後の外交ではトランプ氏との会談時期が焦点となり、通常国会での新年度予算案の審議日程なども踏まえながら調整が行われる見通しです。