プロ野球と大リーグで合わせて22年間プレーし、日米通算165勝をあげた和田さんは、毎年この時期にほかの選手とともに長崎市で自主トレーニングを行ってきました。
プロ野球のソフトバンクを最後に去年、現役を引退しましたが、ことしも昨シーズン12勝をあげたロッテの小島和哉投手や11勝をあげた阪神の大竹耕太郎投手など、和田さんを慕う選手たちからの要望を受けて今月7日から一緒にトレーニングを行っています。
14日は午前9時から動き始め、選手たちは和田さんの指導を受けながらおよそ2時間にわたって体幹トレーニングなどで汗を流しました。
その後、球場近くにある神社に移動して毎年恒例となっている180メートルの急な坂道を駆け上がるダッシュを行い、選手たちが10回走ったなか、和田さんも5回走り、後輩を引っ張っていました。
和田さんは「自分の限界を突破できる選手になってもらいたい。自分もいい刺激をもらったし、いい筋肉痛であしたを迎えることができる」と話したうえで、「全員が希望をつかみ取り、過去最高の成績を残してほしい」とエールを送っていました。