韓国のユン・ソンニョル(
尹錫悦)
大統領をめぐり、
合同捜査本部は15
日、
内乱を
首謀した
疑いで
大統領を
拘束し、
休憩も
含めるとあわせて10
時間以上、
取り調べを
行いました。
大統領は供述を拒否していて、韓国メディアは、16日改めて取り調べが行われる見通しだと伝えています。
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル大統領をめぐり、警察などでつくる合同捜査本部は、内乱を首謀した疑いで、15日午前、ユン大統領を拘束しました。
韓国で現職の大統領が拘束されたのは初めてです。
大統領の取り調べは、合同捜査本部に入っている「高位公職者犯罪捜査庁」で午前11時から始まり、休憩の時間も含めるとあわせて10時間以上行われて15日夜9時半すぎに終了して、ユン大統領は車でソウル近郊にある拘置所に移送されました。
合同捜査本部の関係者によりますと、ユン大統領は取り調べに対し一貫して供述を拒否したということで、通信社の連合ニュースなど複数の韓国メディアは、16日改めて取り調べが行われる見通しだと伝えています。
その上で、合同捜査本部が引き続き身柄を確保して捜査する必要があると判断すれば拘束から48時間となる17日の午前中までに裁判所に逮捕状を請求することになり、捜査の行方が注目されています。