横田よこためぐみさん拉致らちから46年ねん 早紀さき江こうさん「1日にちも早はやく返かえして」

母親ははおやの早はや紀江のりえさんはNHKの取材しゅざいに対にたいし「進展しんてんがなくいらだちとむなしさと悲かなしい気持きもちでいっぱいです。日本にっぽん政府せいふには覚悟かくごを持もって取り組とりくみ、1日にちも早はやく日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんを開催かいさいして被害ひがい者しゃを取り返とりかえしてほしい」と話はなしました。

横田よこためぐみさんは中学ちゅうがく1年生ねんせいだった1977年ねん11月つき15日にち、新潟にいがた市しで学校がっこうから帰かえる途中とちゅうに北朝鮮きたちょうせんに拉致らちされました。

それから46年ねんとなります。

母親ははおやの早はや紀江のりえさんが昨夜さくや、NHKの取材しゅざいに対にたいし、「救出きゅうしゅつするために全国ぜんこくで講演こうえんや署名しょめい活動かつどうを行おこない、歴代れきだいの総理そうり大臣だいじんにもお願おねがいし続つづけてきたのになぜこんなにも動うごかないのか不思議ふしぎでなりません。まったく進展しんてんがなくいらだちとむなしさと悲かなしい気持きもちでいっぱいです」と娘むすめとの再会さいかいをいまだ果はたせない苦くるしい胸むねの内うちを語かたりました。

早紀さき江こうさんはことしの春はるに体調たいちょうを崩くずしましたが最近さいきんのみずからの体調たいちょうについて「年齢ねんれいを重かさねて、体からだが弱よわってきていると感かんじました。元気げんきで再会さいかいするために体からだにはより気きをつけないといけないと考かんがえて生活せいかつしています」と話はなしました。

その上うえで、日本にっぽん政府せいふに対にたいして、「覚悟かくごを持もって取り組とりくみ、1日にちも早はやく日にち朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんを開催かいさいして被害ひがい者しゃを取り返とりかえしてほしいです」と求もとめました。

また、14日にちには、1978年ねんに北朝鮮きたちょうせんに拉致らちされ、21年ねん前まえに帰国きこくを果はたした蓮池はすいけ薫かおるさんが新潟にいがた市しで講演こうえんしました。

この中なかで、蓮池はすいけさんは、めぐみさんの遺骨いこつが出でてきたとする経緯けいいなど北朝鮮きたちょうせんの説明せつめいは真実しんじつではなく、受け入うけいれられないものがあるとしたうえで、「拉致らち問題もんだいの真実しんじつに改あらためて関心かんしんをもっていただきたい。これをもとに我々われわれは信念しんねんを持もって救出きゅうしゅつ運動うんどうをしなければならない」などと述のべました。

また、蓮池はすいけさんは、肉親にくしんの帰国きこくを待まつ家族かぞくの高齢こうれい化かが進すすむ中なか、親しん世代せだいが生いきているうちに被害ひがい者しゃを返かえさなければ、この先さき北朝鮮きたちょうせんが望のぞむような関係かんけいの改善かいぜんは考かんがえられないとして「時間じかんは日本にっぽんだけじゃなくて北朝鮮きたちょうせんにとってもないというメッセージを北朝鮮きたちょうせんに伝つたえていくことが必要ひつようだ」などと述のべました。

そして、解決かいけつのために日本にっぽん政府せいふがやるべきこととして、「北朝鮮きたちょうせんが何なにを考かんがえて求もとめているかを探さぐる必要ひつようがある。情報じょうほう収集しゅうしゅうし、日本にっぽんの立場たちばを北朝鮮きたちょうせんに明確めいかくにして首脳しゅのう会談かいだんにつなげていく。北朝鮮きたちょうせんとのルートを開拓かいたくして、日本にっぽん側がわの明確めいかくな意思いしを伝つたえることを求もとめたい」と述のべました。

会場かいじょうを訪おとずれた70代だいの女性じょせいは、「政府せいふに一生いっしょう懸命けんめい取り組とりくんでもらって、めぐみさんと早はや紀江のりえさんを再会さいかいさせてあげてほしい」と話はなしていました。