岸田総理大臣は、APECの
首脳会議に
出席するため
アメリカに
到着しました。
現地では
日本時間の17
日にも
中国の
習近平国家主席と
首脳会談を
行う方向で
最終調整していて、
日本産水産物の
輸入停止措置など
両国間の
懸案で
進展が
得られるかが
焦点です。
岸田総理大臣は、日本時間の16日午前6時前、アメリカのサンフランシスコに政府専用機で到着しました。
日本時間の17日開幕するAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席し、脱炭素社会への転換や公正で透明性のある貿易投資の重要性などを訴えるほか、ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与えている影響を指摘し、状況改善への協調を各国に呼びかける見通しです。
そして岸田総理大臣は、日本時間の17日にも中国の習近平国家主席と首脳会談を行う方向で最終調整しています。
両首脳の会談はおよそ1年ぶりで、中国による日本産水産物の輸入停止措置や沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題、それに相次ぐ日本人の拘束事案など、両国間の懸案に関する日本の主張を伝える方針で、具体的な進展が得られるかが焦点です。
一方、岸田総理大臣としては、共通の課題では協力し未来志向で意思疎通を継続していくことも確認して建設的で安定的な日中関係の構築につなげていきたい考えです。