新型コロナウイルスの薬の中には「ゾコーバ」や「ラゲブリオ」など、妊娠している女性が飲んではいけない薬があります。おなかの中の赤ちゃんに問題が出るかもしれないためです。
厚生労働省によると、ゾコーバを飲んだあとに妊娠がわかった女性が今までに32人いました。この中の多くは、医者や薬剤師が女性に妊娠していないか聞いたり、気をつけることを紙で確認したりしてから、薬を出していました。
このため、新型コロナの専門家や医者などの団体は「女性が『妊娠していない』と言っても、妊娠の可能性があるかもしれません。病院などではもっと丁寧に説明して、薬を出すかどうかよく考えることが必要です」と言いました。