栃木県那須町で、
登山の
訓練中の
高校生らが
雪崩に
巻き込まれ
8人が
死亡した
事故で、
生徒を
引率した
教員が
無線でふもとにある
本部に
救助を
呼びかけたものの
応答がなかったという
情報があることが、
県や
警察などへの
取材でわかりました。
雪崩の
発生から
通報までに
1時間近くかかっており、
警察は、
緊急時の
通報態勢に
問題があった
可能性もあると
見て
調べています。
先月27日の
朝、
栃木県那須町の
茶臼岳で、
7つの高校の
山岳部の
生徒らが
登山の
訓練中に
雪崩に
巻き込まれ、
大田原高校の
生徒ら
8人が
死亡し、
40人がけがをしました。
雪崩は午前8時半ごろ発生しましたが、警察への通報までには1時間近くかかっており、警察が経緯を調べています。
この通報をめぐって、雪崩が発生したあと生徒を引率した教員が、訓練の本部が置かれていたふもとの旅館にいる別の教員に、何度も無線で救助を呼びかけたものの応答がなかったという情報があることが、県や警察などへの取材でわかりました。
その後、教員の1人が走って旅館に向かい、通報したということです。
旅館にいた教員は午前9時ごろ、車の中に無線機を置いたまま10分ほど離れて、旅館のチェックアウトの手続きをしていたと説明しています。
警察は、緊急時の連絡態勢に問題があった可能性もあると見て詳しく調べています。