東京・
築地市場の
豊洲への
移転問題をめぐり、
市場の
各業界団体のトップが
記者会見し、
都のプロジェクトチームが
8日午後、
築地市場を
改修する
案などを
業者に
説明することについて、
私的な
会合だと
指摘したうえで、
対応を
批判しました。
東京都の
市場問題プロジェクトチームは、
築地市場を
500億円から
800億円程度かけておよそ
7年で
改修する
案などを
示し、
豊洲へ
移転する
案とともに、
8日午後、
小島敏郎座長らが
築地市場の
一部の
業者に
説明します。
これを前に、築地市場の水産物や青果の卸業者など、7つの業界団体のトップが記者会見しました。
この中で、東京都水産物卸売業者協会の伊藤裕康会長は、都と業界との協議は今月設置された戦略本部などで行われるのがルールだと指摘したうえで、「小島座長の会議はあくまで私的なものだ。われわれは出席しない」と述べました。
そして、築地市場の改修案について、「市場の断片的な部分だけしか見ていない。市場の役割を知らない人が何をやっているのか。あきれ返ってものが言えない」と批判しました。
また、築地東京青果物商業協同組合の泉未紀夫理事長は「再整備は30年前、業界調整の難航などで頓挫した。われわれは、散々振り回されており、これ以上、業界を惑わせないでもらいたい」と述べました。