イタリアで
開かれている
G7=
主要7か国の
外相会合は、
日本時間の
11日午後、
最終日の
協議が
始まりました。
11日夜に
発表される
共同声明では、
シリア情勢をめぐって、
アサド政権の
後ろ
盾となっている
ロシアなどの
関係国に対して、
対応を
促す
内容を
盛り込む
方向で
調整が
行われています。
イタリア北西部の
ルッカで
開かれている
G7=
主要7か国の
外相会合は、
日本時間の
11日午後4時半ごろから、最終日の
協議が
始まりました。
これに先立って、議長国イタリアの提案で、トルコやサウジアラビアなど中東の5か国の外相を招いて、シリア情勢をめぐって協議が行われました。
ことしの外相会合は、化学兵器の使用が疑われているシリアのアサド政権に対し、アメリカのトランプ政権が軍事行動を行った直後の開催となったため、シリア情勢が主要な議題となったほか、北朝鮮問題やテロ対策などをめぐっても意見が交わされています。
外相会合は日本時間の11日夜に閉幕し、イタリアのアルファーノ外相が記者会見して、2日間の議論の成果を共同声明として発表する予定です。共同声明について、G7各国はシリア情勢に関連して、化学兵器が使用されたことを非難するとともに、アサド政権の後ろ盾となっているロシアなどの関係国に対して、対応を促す内容を盛り込む方向で調整が行われています。
また、イランが欧米などと交わした核開発問題をめぐる合意の履行に言及する方向となっているほか、核や弾道ミサイルの開発を続ける北朝鮮に対し、国連安全保障理事会の決議の順守を求めることなどが盛り込まれる見通しです。