ことしは除雪作業が順調に進んだため、これまでで最も早く全線で開通し、標高2450メートルの室堂で、記念の式典が開かれました。
一方で、15日は吹雪で視界が悪く、春の観光名物の巨大な雪の壁「雪の大谷」は数メートル先しか見えず、壁の間を歩くイベントも中止されました。
香港から妻と訪れた50代の男性は、「香港では雪が降らないので、雪山を見られてうれしいですが、雪の壁を見られないのは残念です」と話していました。
アルペンルートを運営する立山黒部貫光の永崎泰雄常務は「海外にも立山の魅力を発信し、多くの人に利用してもらいたい」と話していました。